やりたいようにやる。そう自己満足。日々変わっていく考え方がやけに面白い。


by unntama01
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焦りは禁物 ~アルマーニ・エクスチェンジ~

あの安くて、素材も良くて、デザインが最新トレンドのヨーロッパブランド『H&M』。
へネス&モーリッツって正式名称を知ってるのは小数だろうな。

ガイドブックにも『H&M』の事は取り上げられている。
「若者に大人気だ。」との事。

いざ店内に入ると・・・

俺 「うわー!!やっときたー!!H&Mぅー・・・??って・・・あり?・・・え??」

勢いよく入ったものの、何かが違う。
手に取る商品全て納得がいかない!しかも取り扱ってる商品が極端に少ない!!

俺 「あれ?こんだけ??もっとかっこよかったはずやぞ?値段はこんなもんやけど、もっとかっこよかったはず!!こんなんちゃう!!」

期待が大きかったせいか、このギャップに大きく落胆した。
もう一つの目的を思い出した。

俺 「パンツ・・・パンツは?!」

ない!!

パンツがない!!

・・・いや、パンツをがむしゃらに探すのもなんだけど、ここのパンツは本当に穿き心地がいいのだ。

完全にやる気をなくした俺は肩をすくめながら『H&M』を後にした。

H&Mがダメでも他にもたくさん店はある!
気持ちを切り替え、別の店を巡る事にした。

歩き始めた時に・・・

M 「なぁなぁ、俺アバクロで服買いたいんやけど・・・。」

俺 「う〜ん、ソーホーには無いねん。さっきまで居たロウア−マンハッタンか、最近出来た5番街まで行かないと・・・。探すのに時間掛かるけどな。」

M 「もし、時間出来たら探してみーひん?俺、服全然持ってきてなくて、そこで買おうと思ってんねやんか。」

俺 「うん!俺も行くつもりやったら、8時のショーまでに時間があったら行こうか!」

と話していたら、『アルマーニ・エクスチェンジ』が目の前に現れた。

俺 「あ!ガイドブックに載ってた奴や!ブランド物って高いから行くつもり無かったけど、見るだけ見てみようか!」

M 「うん、いいよ。」

中に入ると、こりゃ驚いた。

クラブの様なトランス音楽がガンガンにかかっていて、お客さんでごった返している!

俺のイメージしていたアルマーニとは物静かで、フワフワの黒い絨毯張り、店全体が暗くて、とてもシックな感じだと思っていた。(エンポリオ・アルマーニはこんな感じだった)

しかし、ココはクラブの中に居るような雰囲気だ。

しかも服のデザインはシックなシャツもあれば、ファンキーなジャケットもある。
全体的にフォーマルよりカジュアル寄りだ。かなりイケてる。
女性と男性のエリアが左右に別れていて、たくさんの人で賑わっている。
そういえばガイドブックにも『ニューヨーカー御用達』と書いてあった。
確かに、店員さんはモデルのような美男美女揃いで、お客さんも負けじとおしゃれな人が多い。
コレこそがニューヨ−カーなショッピングなのでは?(なんだそりゃ)
俺 「おぉ、なんかいいんじゃないですか、コレ?」

商品の値札を確認すると、そんなにバカ高い訳ではない。
アルマーニと言うくらいだから、軽く100ドルを超えるモノばかりかと思いきや、中の上といった所だ。
しかも、セールをしているではないか!
セール品が一同に置いてあるコーナーへ向い、値札を見る。

$20〜30・・・☆☆☆
元値の半分以下ではないか!!

「安くて、カッコいい」をモットーにしている俺のハートに火がついた!!

あれやこれやと手にとり、鏡の前で何度も自分に合せる。
俺 「うーん、いまいち!・・・次!!」

とそんな事を繰り返していると、

モデルのような兄ちゃんが「何かお探しですか?」と眩し過ぎる笑顔で尋ねてきた。
緊張した俺はまだ買うつもりでは無かったが、「コレのSサイズを探してるんです」と適当に言うと、「はい!ちょっと待ってね!」と嬉しそうにゴチャゴチャの商品コーナーから宝物を探すかのように一生懸命探している。

店員 「ありましたよ!どうぞ!!」
俺 「あ、ありがとう!・・・試着してもいいですか?」
店員 「もちろん!!僕の名前はディビット!着替え終わったら僕の名前を呼んでよ!」
と、『芸能人は歯が命』のCM(古っ)くらい眩し過ぎる笑顔で勧める勢いに試着までしてしまった・・・。
名前まで紹介するなんてなんて、アットホームなんだと関心してしまった。

とりあえず着てみる。
「・・・う〜ん・・・悪くないけど、こんな感じの服なら持っているなー。なんかもっと違う斬新なものはないかな・・・?」

この店の雰囲気にも慣れて、いつもの自分を取り戻した俺は「すいません、コレじゃなくて他になにかお薦めありますか?」と調子に乗ってきた・・・!

「う〜ん・・・そうだなぁ・・・ちょっと待ってね!」と店員さんはさささーっと小走りに、何やらまた探している。おぉなんと良心的な。

モデル店員 「これなんて、どうかな?」

俺 「・・・うん・・・試してみる・・・。」

が!!明らかに俺の好みではない!!しかし、お薦めを聞いておきながら『嫌だ』なんて言えない。
着てみるが、やっぱり違う。
でもココは正直に「ごめんなさい・・・もうちょっと考えさせて・・・」と言うと少し残念そうに「もちろん!全然気にしないで!」と言ってくれた。

もうここは、なにがなんでんも買って帰らないと申し訳が立たない。
意地でも安いくて、カッコイイ品を探していると、別のモデル店員が「何か探してますか?」と聞いてくる。
俺の姿はそんなに物欲しそうな感じだったのか?
さっきの二の舞になるべきか!と思い、「ありがとう、でも大丈夫です。」と丁寧に断った。
モデル店員2 「OK!いいものが見つかると良いね!」
おぉ、そんな事言ってくれるのかい。
日本じゃ、嫌味に聞こえるが、ココじゃあなんだかいい響きだ。

なんて、そんな俺が一人で格闘してる中、Mは「とうちゃんに何か探してくる!」と言って10分。すでに『A/X』(アルマーニ・エクスチェンジ)の手提げ袋を持って、退屈そうに店内を徘徊していた。

俺 (うぉ〜!!もうMは決まったんかいな!!早っ!!あかん!早よ、早よせなー!!)
と、焦る一方。
ふと、通りかかったモデル店員が着ている服が目に入った。
俺 (ん?あれ、さっきセールコーナーにあった服やん!結構かっこいい!あれや!アレのSを探すぞ!)

そして、白いロンTで黒いステッチがオシャレなSサイズが1つだけあるのを見つけた!
『やった!』と急いで、レジで会計をする。

店員 「・・・・・・・。」
万引き防止タグを外し、レジを打つ。

店員 「$75になります。」

俺 「・・・・・。・・・・・・?!」

俺 (はぁ?!!!え?!な・・・75ドルぅっ?!あのコーナーでTシャツは高くても35ドルやったぞ?!な、なんでー?!)

もう、引き返せない。

仕方なくカードで支払い、半泣き状態でMの元へ戻る。

M 「良いの見つかった?」

俺 「うん・・・。でも、定価で買っちゃった・・・75ドル・・・。」

M 「えー?!たっかー!!なんでそんなん買ったん?!」

俺 「いや、だって、セール品の所にあって、セール品や思て・・・。」

何かの間違いで入っていたようだ。

このいい加減な国は、気に入らない商品があると、何処でも彼処(かしこ)でも商品を置き去りにするのだ。
その商品をセール品だと思って、買ってしまったようだ。
ちゃんと毎回商品を手に取る度、値段を確認していたんだ。
この品には何故か札が無くて、そんな高いとは・・・大出費である。

しかし、デザインには文句無いので、良しとした。

そして、Mがなんとここでも俺に服を買ってくれたのだ。
アルマーニロゴの入った白Tシャツ!
M 「ウンタマ靴買ってれたやん?あれ50何ドルやろ?ベルトは19ドルで大分安かったから、もう一品プレゼントするよ!」との事。
ありがとー。
でもこの時、君の靴代未払いだったんだよな。
本意ではないけれど、君も僕に騙されてたんだよ。(ちゃんと後で支払いました)

うな垂れながら歩いていると、反対車線にさっきとは違う『H&M』が見えた!
俺は、もう一度確認すべく、再度挑戦しようとした!!



続く。
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by unntama01 | 2006-03-05 16:12 | NY ~旅行記~