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やりたいようにやる。そう自己満足。日々変わっていく考え方がやけに面白い。


by unntama01
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アイランド・バーガー&シェイク ~ニューヨーク~

『sex and the city』のオープニングワンシーン(ブルックリン橋が出てくる)を拝んだ所で、夕食。

もう、何処かのデリで簡単に済ませた方が楽だという意見もあったが、どうせブルックリンからマンハッタン中央に戻るんだから、何処かに有名店があるだろうと、必死で探した。

本当は『ウルフギャングズ・ステーキハウス』という、豪華でダイナミックな店にニューヨーカーとして行くはずだった。
ここのデザート『ホット・ファジサンデー』という特製ホイップ『シュラッグ』を使ったモノを食べてみたかった。

なんなんだ、特製ホイップって?!って感じでしょ?
でも、そこまで行くのに体力も気力も使える余裕が無かった・・・。

今乗ってるメトロACE線HIGH-st(ブルックリン)から7Ave-st(パークセントラルホテル近く)までの間では、やはりそう簡単に良い店が見つかる訳じゃない。

ちょっとワンブロック歩けば『アイランド・バーガー&シェイク』という、ガイドブックにも載っている店に行けるみたい。。

眠りこけてるMを叩き起こして、「頑張ってちょっと歩いて、美味い店で栄養つけよーや。」と悪魔の囁き。

M (また歩くのか‥‥‥)と思ったに違いない。

場所は9番街の50丁目。
ホテルからはちょっと離れている。
雪が積もってなければ、大した距離でもないのに、やけに遠く感じる。

空腹、睡魔、疲労、ストレス‥‥色んなマイナス要素が混在していたが、とにかく、元気になりたかったので、目的地へ一心不乱に向かった。

永遠とも思える200メートルの果て、やっと着いた‥‥。

俺「え?‥‥‥ここで合ってんよな‥‥?」

外観は100万年前(としか思えない)に建てられた、かなり古いビルディング。
しかし看板に『アイランド・バーガー&シェイク』間違いない。

恐る恐る古い扉を開くと・・・

「Hi!!How are you doing?!」(あ!いらっしゃい!)

元気の良い十代くらいの女性店員が出迎えてくれた。

結構可愛い。

俺 「We are two persons」(二人なんだけど)

店員 「何処に座ってもいいわよ!掛けて待っててね!」

おぉ。
なんと、フレンドリーなんだ!
さっきのバスの運ちゃんとは月とすっぽん。
いや、太陽とミジンコの足の毛ほども違う。

店内は外観から想像もつかないほどお洒落で、暖色系のモダンな雰囲気だ。

透かさずメニューを持ってきてくれたのだが‥‥‥‥

なんじゃ、このメニューの量は‥‥‥!!
30種類はある。

ニコニコしながらおねえさんは待っている。

苦笑いしながら俺は固まる。

俺 「ちょっと考えさせて‥‥‥」

店員 「OK!決まったらまた呼んでね。」

結局、何がなんだか分からず「君のお薦めある?」と聞く。

「う~ん…そぅねぇ……」と
俺の横に座り、足を組んで肘をつき、それぞれの内容をフレンドリーに説明してくれる。
日本じゃ考えられない。
だって、横に座って、足を組んで、肘をつきながら見つめてくるんですよ??!(2回言ってみた。)

「えっと、これは一番人気があるの。チリビーンズがソースで、チーズが乗ってて、とても美味しいわよ!」
「これも人気が高いの。辛いのは大丈夫?‥‥‥OK、これはとてもスパイシーなんだけど、サワークリームが乗ってて凄くコンビネーションがいいのよ!」
「あー、これもね‥‥‥!!」

いや、はやいはやい。

俺の拙い(つたない)英会話にも、親切に何度も繰り返してくれて、明るく本当に良い子だ。


俺 「君が食べるとしたら、どれにする?」
ちょっと、調子に乗ってみる。

店員 「ん~、これか、これかしら?」

俺 「じゃあ、俺はこれにするよ!」
軽い奴。

店員 「OK!!焼き加減はどうする?」
おぉ、そんな注文まであるのか。

俺 「ん~,ミディアムで!」

店員 「シェイクは?」

俺 「いや、いいや‥‥。」
メニューを選ぶだけで、凄く時間を喰った。
それでも「No problem!」「It's OK!」と気に掛けてくれた。

ただ失敗したのが、店の名前にもあるように『バーガー&シェイク』のシェイク。
おねえさんも「このシェイクはお薦めよ!」と言ってくれたのに断ってしまった事。
もう、寒くて寒くて、冷たいものなんて今の俺にとったら自殺行為。
でも“売り”であるシェイクを飲まなかったのは今でも後悔している。



しばらくすると、アリエナイ大きさのプレートを両手に持ったおねえさんが、大きな目でニコニコしながら持ってきた!

なんじゃこりゃ!!


フリスビー程あるサンドイッチが、開いた状態で飾られている。

マクドナルドのハンバーグ4個分は優にあるのだ!

ナイフとフォークで切りながらでないと食べれない!
持って食べるには、お相撲さんくらい手がデカくないと!
持てたとしても絶対口には入らないな、コレ!

これだけ言えば、このダイナミックさは伝わっただろう。

見た目だけではない。

ナイフでハンバーグを切ると、肉汁が“ジョビジョブヮ~~~ッ”と流れてくるのだ!

なんとも言えぬ、香ばしい薫り!あ、今思い出しただけでも生唾が。

カラメルオニオンとサワークリーム、チーズがとろ~んと乗っかっているハンバーグ、アボガドや、各種野菜が盛り沢山のグレイビーソース。

一口食べただけで、もう感動!!ちょっとスパイシー☆


まさに

アメリカンなハンバーガー!!


ニューヨーク来た中で一番美味かった!

(エッサベーグルは二番目!)

店よし、味よし、店員の態度よし!そして可愛い!おまけにこのボリュームで8ドルちょい!
文句無いね!

もし、ニューヨークへ行くことがあれば、絶対に行くべき!
女性なら、二人一つで十分!
そして、シェイクを飲んだのなら、その感想を聞かせて下さいね。

注意すべきはキャッシュオンリー。

換金した時に100ドル札があって、使い勝手が悪く残ってしまい、ここで渡すと、「大丈夫!気にしないで!」と快く両替してくれた。

すっかり気分を取り戻し、かなり元気になった。

本当にこの店に行って良かったよ♪
by unntama01 | 2006-04-05 11:48 | NY ~旅行記~