出会い・・・そして別れ・・・⑤ ~ミコノス編~
2007年 10月 25日
階段も人がたくさん並んでいる。
チケットを渡すところで、いつものおっさん。
テンションの高い俺は「あ!どうも!あれからアレックス達見つかったんだ!!」
「そうか!よかったじゃないか!ヘイ、アレックス!友達が来てるぞ!」
入り口の近くに居たアレックスが向かいに来て「よお!」と豪快に肩に手を回し、中に連れて行かれた。
俺 「え、ちょっ、チケット・・・・!!!!」
聞く耳持たないアレックス。
ギャンギャン鳴り響く室内での会話は至難の業だ。
おまけにほぼ英語を話せない俺。
またも、顔パスで入る事が出来た15ユーロラッキー。
中に入ると、ミハエルスとハーレスが居た。
M 「よお!!」
俺 「よぉ!!仕事終わったんやな?!お疲れ!」
拳と拳を突き合わせ、もう仲の良い友達。
M 「良いタイミングだぞ!今からショーやるみたいなんだ。」
俺 「え?!そうなん?!」
M 「早く早く!」
隣のダンスフロアにいくよう背中を押すミハエルス。
俺 「え、ちょっ・・・ミハエルは?」
M 「俺は、いーの。」
ミハエルとハーレスはニコニコ笑いながら俺に手を振る。
何の事かさっぱり分からないが、とにかくこの店で一番ギュウギュウ詰めの所に押し込まれる俺。
あーらよっっと、ちょっとととと、すいまっせーん
と、グイグイ人を掻き分けステージが見える位置まで移動。
やっと自分のスペースを確保する。
周りの人に「Excuse me Excuse me」と日本人丸出しでも気分良く「気にしてねーよ」とウィンクしてくる。
こういうとこ好き。
ガンガン鳴り止まぬ音楽で、ワイワイ騒いでいたのだが突然ピタッと音楽が止む。
ピー!ピー!ピー!
キャー!!
ウォオオオオ!!
周りの人が喚声を上げ始めた!
何事?ナニゴト?!
■■■ バッ ■■■
っと室内が暗転。
静かに音楽が流れ始めた・・・・・。
ヒューヒュー!!
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
とステージにスポットライトが当たる。
ピー!ピー!ピー!
キャー!!
ウォオオオオ!!
!!!!!!!!!!!!!!
さっきのばけのも
俺 「うわぁあああああああああああ!!!」
思わず、喚声というより悲鳴を上げてしまった。
なんじゃこれぇえええ?!
周りはガッツポーズで大歓声!!
映画「Dream girls」の“one night only”を口パクで踊り始めた!
うわぁあああ!すげーすげーすげー!!!
状況を飲み込んだ俺はとにかくこのショーを存分に楽しむ為に、周りに合わせてハイジャンプやシャウトを続けた!
こんなショー観たの初めてだ。
普通に観光してるだけではこんなモノ見れない!
クラブに踊りに来て、こんなぶっ飛んだショー観れるなんて、ラッキー続きもいい所だ!
(・・・・・ラッキー・・・で、いいんだよな?・・・あれ?ハプニングか?)
いかにもガタイの良い男で、しかもデカイときている。
この迫力は見ないと分からない。
ビヨンセに成りきっているのか、結構見入ってしまう。
口紅が口の5倍くらい厚く塗っている所為か、下手すりゃ最前列の奴食われるぞとまで思った。
その後、また同じような妖怪が出現して、しっとりバラードを歌い上げる(口パク)
しばらくトランス状態から抜け出せない俺は、ショーが終わった後も周りの知らない人と踊りまくった。
少し飽きたところで外に出ると、ハーレスがいる。
俺 「なんか、物凄い事になってたよ!!見ればよかったのに!!」
H 「はは、俺はいいよ。」
ハーレスは静かにフラフラ飲み歩いてるようだ。
周りを見渡すとまたアレックスが居ない。
下に降りるとアーキーが居た。
俺 「あれ?アレックスは?」
Ak 「え?知らないな。帰ったんじゃない?」
俺 「ぇええええ?!帰った?!」
挨拶も無しに?!明日帰るのに、挨拶も無しに?!!
辺りを探し回ると本当に居ない。
それだけじゃなくテティもアンナもヨルゴスもミハエルスも居ない。
え・・・・・。
ちょっと、これ酷くねーか?!
時間は確かに3時を回ったところだった。
正直、アーキースもハーレスもアレックスを通じて仲良くなったもんだから、特別仲が言い訳ではない。
アーキースは殆ど英語が話せる訳ではないし誰かと話している。
ハーレスも誰か別の人を探しているようだったし。
話し相手が居ない・・・・。
また一人になってしまったようだ。
ま、自分が彼らを忘れて踊り狂っていたからなんだけど。
・・・・・・・・・・・・・。
このまま帰るか?
・・・・・・・・・・・・・。
こんな寂しい状態で帰るのも・・・・・・・・・・・。
実際、酔っ払ってる所為もあって「ま、いっか。」って気持ちも少しあった。
ギリシャに着いて2日しか経っていないのだが、早くも彼らの気質に順応しつつある自分が居た。
とにかくノリがいいのだが、何事にもアバウトなところがある。
最初は昔からの友達のように歓迎してくれるのだが、視界から消えると他人になる。
しかし楽しい時を過ごさせて貰い、貴重な経験も沢山させて貰った。
寂しいというより、「ありがとう」と言えなかった事に悲しく思った。
飲み直そうと、二階に駆け上がりスミノフアイスを頼んで、壁にもたれ掛けた。
チケットを渡すところで、いつものおっさん。
テンションの高い俺は「あ!どうも!あれからアレックス達見つかったんだ!!」
「そうか!よかったじゃないか!ヘイ、アレックス!友達が来てるぞ!」
入り口の近くに居たアレックスが向かいに来て「よお!」と豪快に肩に手を回し、中に連れて行かれた。
俺 「え、ちょっ、チケット・・・・!!!!」
聞く耳持たないアレックス。
ギャンギャン鳴り響く室内での会話は至難の業だ。
おまけにほぼ英語を話せない俺。
またも、顔パスで入る事が出来た15ユーロラッキー。
中に入ると、ミハエルスとハーレスが居た。
M 「よお!!」
俺 「よぉ!!仕事終わったんやな?!お疲れ!」
拳と拳を突き合わせ、もう仲の良い友達。
M 「良いタイミングだぞ!今からショーやるみたいなんだ。」
俺 「え?!そうなん?!」
M 「早く早く!」
隣のダンスフロアにいくよう背中を押すミハエルス。
俺 「え、ちょっ・・・ミハエルは?」
M 「俺は、いーの。」
ミハエルとハーレスはニコニコ笑いながら俺に手を振る。
何の事かさっぱり分からないが、とにかくこの店で一番ギュウギュウ詰めの所に押し込まれる俺。
あーらよっっと、ちょっとととと、すいまっせーん
と、グイグイ人を掻き分けステージが見える位置まで移動。
やっと自分のスペースを確保する。
周りの人に「Excuse me Excuse me」と日本人丸出しでも気分良く「気にしてねーよ」とウィンクしてくる。
こういうとこ好き。
ガンガン鳴り止まぬ音楽で、ワイワイ騒いでいたのだが突然ピタッと音楽が止む。
ピー!ピー!ピー!
キャー!!
ウォオオオオ!!
周りの人が喚声を上げ始めた!
何事?ナニゴト?!
■■■ バッ ■■■
っと室内が暗転。
静かに音楽が流れ始めた・・・・・。
ヒューヒュー!!
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
パッ
とステージにスポットライトが当たる。
ピー!ピー!ピー!
キャー!!
ウォオオオオ!!
!!!!!!!!!!!!!!
さっきのばけのも
俺 「うわぁあああああああああああ!!!」
思わず、喚声というより悲鳴を上げてしまった。
なんじゃこれぇえええ?!
周りはガッツポーズで大歓声!!
映画「Dream girls」の“one night only”を口パクで踊り始めた!
うわぁあああ!すげーすげーすげー!!!
状況を飲み込んだ俺はとにかくこのショーを存分に楽しむ為に、周りに合わせてハイジャンプやシャウトを続けた!
こんなショー観たの初めてだ。
普通に観光してるだけではこんなモノ見れない!
クラブに踊りに来て、こんなぶっ飛んだショー観れるなんて、ラッキー続きもいい所だ!
(・・・・・ラッキー・・・で、いいんだよな?・・・あれ?ハプニングか?)
いかにもガタイの良い男で、しかもデカイときている。
この迫力は見ないと分からない。
ビヨンセに成りきっているのか、結構見入ってしまう。
口紅が口の5倍くらい厚く塗っている所為か、下手すりゃ最前列の奴食われるぞとまで思った。
その後、また同じような妖怪が出現して、しっとりバラードを歌い上げる(口パク)
しばらくトランス状態から抜け出せない俺は、ショーが終わった後も周りの知らない人と踊りまくった。
少し飽きたところで外に出ると、ハーレスがいる。
俺 「なんか、物凄い事になってたよ!!見ればよかったのに!!」
H 「はは、俺はいいよ。」
ハーレスは静かにフラフラ飲み歩いてるようだ。
周りを見渡すとまたアレックスが居ない。
下に降りるとアーキーが居た。
俺 「あれ?アレックスは?」
Ak 「え?知らないな。帰ったんじゃない?」
俺 「ぇええええ?!帰った?!」
挨拶も無しに?!明日帰るのに、挨拶も無しに?!!
辺りを探し回ると本当に居ない。
それだけじゃなくテティもアンナもヨルゴスもミハエルスも居ない。
え・・・・・。
ちょっと、これ酷くねーか?!
時間は確かに3時を回ったところだった。
正直、アーキースもハーレスもアレックスを通じて仲良くなったもんだから、特別仲が言い訳ではない。
アーキースは殆ど英語が話せる訳ではないし誰かと話している。
ハーレスも誰か別の人を探しているようだったし。
話し相手が居ない・・・・。
また一人になってしまったようだ。
ま、自分が彼らを忘れて踊り狂っていたからなんだけど。
・・・・・・・・・・・・・。
このまま帰るか?
・・・・・・・・・・・・・。
こんな寂しい状態で帰るのも・・・・・・・・・・・。
実際、酔っ払ってる所為もあって「ま、いっか。」って気持ちも少しあった。
ギリシャに着いて2日しか経っていないのだが、早くも彼らの気質に順応しつつある自分が居た。
とにかくノリがいいのだが、何事にもアバウトなところがある。
最初は昔からの友達のように歓迎してくれるのだが、視界から消えると他人になる。
しかし楽しい時を過ごさせて貰い、貴重な経験も沢山させて貰った。
寂しいというより、「ありがとう」と言えなかった事に悲しく思った。
飲み直そうと、二階に駆け上がりスミノフアイスを頼んで、壁にもたれ掛けた。
by unntama01
| 2007-10-25 04:55
| GREECE ~旅行記~