ギリシャの電話 in FIRA
2008年 02月 19日
タクシーを降り、真っ先に公衆電話に向かった。
「っつーか、なんで電話繋がんねーの?だから海外の電話とか嫌いやねん。喋れもしないのに、緊張してる俺に追い討ち??俺が何したッつーんだよ??」
公衆電話に向かって、一人ブツブツ罵る怖いアジア人。
電話中に引っ手繰られる(ひったくられる)との事例を聞いた事がある。
ましてや街灯も疎らな(まばら)、若干ディンジャラス地帯。
電話するだけでかなり気が張り詰める。
カタール航空にリコンファームをしなければ日本に帰れないのだ。
リコンファーム自体あまり意味が分からず、
電話も教えられた電話番号に掛ければいいものだと理解していた。
“アテネのカタール航空会社に掛けて下さい”
「はぁ?アテネのカタール航空?ドーハじゃなんでダメなんだよ。全世界ネットワークでどうにでもなんだろうがよ。っつーかこんな事した事もねーのに、英語が通じなかったらどうすんのよ、俺。」
とにかく落ち着いて、周りには誰も居ないか確認し、再度電話を掛けることにした。
国際電話、市外局番、どこからどの数字を打てばいいのか分らず、ヴァジーニア、アレックス、パノスの電話番号を参照にしながら、試行錯誤。
アテネなんだから国際電話番号はいらないだろ。
携帯と市外局番は違うな・・・。
あ、ここから一緒だ。ここから掛ければ・・・。
“ビィィィィィィィィ・・・・ビィィィィィィィィ・・・・・”
掛かった!
“カチン”
「デェイ・・・あーだこーだあーだこーだ・・・・・・ブチッ」
えぇぇぇぇぇぇ・・・・・。
また切れた。
女性の音声で最初に「デェイ」という発音だけ聞き取れたが何を意味しているのかも分からない。
ギリシャ語の「もしもし」って返事の意味??(もしもしはパラカロー)
よくよく考えてみた。
こんな真夜中に航空会社がやってる訳が無い。
ギリシャの活動時間が麻痺しているもんだから、何でも有りだと勘違いしていた。
「そういうことか。音声で『もう今日はやってませんので、明日掛けなおして下さい』とかそういう類の事言ってたのか。そっか。明日か・・・・・・」
謎が一つ解けたと同時に大変な事に気が付いた。
「いやいや、待てよ・・・・。
今日って金曜じゃないの??
・・・・・もう夜の11時?!
出発の72時間前にリコンファーム出来なかったら、
予約取り消しなんですけど!!!」
どう考えても、日曜日に会社やってる訳が無い!
やばい!!
遊び過ぎた!!
とんでもねー事になってんぞ、俺!!!
ダンシングオールナイトで、「どっから来たの~??」とか言ってる場合じゃねーよ!!!
バッカバカバカバカバカバカバカぁああ!!
これって、日本に帰れへんって事ぉおおお?!
顔面蒼白で倒れそうになった。
・・・・・・・・・・。
「いや、待て。
諦めんな、俺。
日本や!時差で日本はまだ金曜日の夕方のはず!
日本から予約状況を確かめるんや!」
海外保険のサービスセンターに問い合わせ、そこから日本の航空会社に尋ねる!
常識は分ってないのに、こういうセコイ方法は思い付くみたい。
雑貨屋で国際電話用のテレフォンカードを買っていたので、カードの裏の番号を入力して国際電話を掛ける。
コレは丁寧に各国の言葉で解説してくれるようで、問題なく国際電話を掛ける事ができた。
というのも、公衆電話のボックス内に国際電話の掛け方が書いてあったのだ。
日本語もちゃんと表記。
係 「もしもしこちらは○○海外保険せービスセンターです。」
俺 「あ!もしもし!!」
(ほぁ~、日本語が通じるって素敵やぁ)
俺 「あの、今ギリシャから掛けてるウンタマと申しますが、質問があります。」
係 「はい、どうされました?」
俺 「空港でリコンファームをしなければならないと言われて、出発の48時間以内にリコンファームしなければ予約が取り消されてしまうんです。なんとかそこから日本のカタール航空に問い合わせて頂けませんか??」
係 「わかりました。今から電話番号等調べてみますので、少々お待ち下さい。」
(おぉ、なんて話の分かる人や。もしかして、もしかするぞ・・・!!!)
保留音楽が流れ、カード度数が切れないかを心配した。
係 「もしもし?」
俺 「はぃいん!!?」
(おぉ、早いぞ!びっくりして変な声でたぁ・・・!!!)
係 「大変残念なのですが、こちらからはお電話や斡旋等する事は出来ません。ですが、お電話番号はお教えする事が出来ます。
ただ、ただ今営業時間を過ぎていますので、もしかすると電話が通じないかも知れません。ですから、ギリギリ時差が間に合うニュージャージーの旅行会社なら通じるかも知れません。もう、今です!今掛けないと営業時間が終わってしまいます!!」
俺 「えぇ?!ニュージャージー?!・・・・・わ、わかりました!やってみます!!」
係 「申し訳ありません・・・。お力になれなくて・・・」
俺 「いやいや、そこまで考えて頂いてありがとうございます!とりあえず、今すぐにやってみます!ありがとうございました!!失礼します!」
係 「ご健闘をお祈りしてます。失礼致します。」
電話番号を聞き、すぐに電話を掛けてみた。
(サントリーニからニュージャージー?!何してんの、俺?なんかスゲー事になってね?ワールドワイドなんですけど!!)
(とにかく、頼む頼む頼む頼む頼む頼む・・・・・・)
“かちんっ”
NJ 「こちらはニュージャージーカタール航空会社です。本日の営業は終了致しました。ご用件のある方はメッセージをどうぞ。」
ちーん・・・・・。
俺、放心状態。
ダメじゃん。
やっぱ間に合わなかったじゃん。
諦めんな、俺!
過労死大国日本!頑張れ日本人!!
俺の期待に応えてくれ~!!
日本 「ありがとうございます。ただ今の時間は営業時間外となっております。発信音のあ・・・」
ぶちッ
日本のばかぁ!!
日本に八つ当たり。
打つ手はなくなった・・・・・。
もう、このチケットは無効確定だ・・・・。
でも帰れない事はない・・・・・・。
30万くらい出せばその日にチケット発行出来るかもしれない・・・・・。
30万・・・・・今回の旅費のトータルより高いぞ・・・・・。
30万で済めば良いけど・・・・・。
いっその事、もう何日かずらして安い航空チケット見つけるか・・・・・?
会社に非常事態を告げて・・・・・。
そんな事したら、もう海外旅行させて貰えないだろうな・・・・・・・。
最悪・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
ギリシャの電話どーの、こーのよりも、こんな時間になるまで遊びまくっていた自分が悪い。
ドーハでリコンファームしたかったのに、受け付けて貰えなかったし。
リコンファームなんて大っ嫌いだ。
「っつーか、なんで電話繋がんねーの?だから海外の電話とか嫌いやねん。喋れもしないのに、緊張してる俺に追い討ち??俺が何したッつーんだよ??」
公衆電話に向かって、一人ブツブツ罵る怖いアジア人。
電話中に引っ手繰られる(ひったくられる)との事例を聞いた事がある。
ましてや街灯も疎らな(まばら)、若干ディンジャラス地帯。
電話するだけでかなり気が張り詰める。
カタール航空にリコンファームをしなければ日本に帰れないのだ。
リコンファーム自体あまり意味が分からず、
電話も教えられた電話番号に掛ければいいものだと理解していた。
“アテネのカタール航空会社に掛けて下さい”
「はぁ?アテネのカタール航空?ドーハじゃなんでダメなんだよ。全世界ネットワークでどうにでもなんだろうがよ。っつーかこんな事した事もねーのに、英語が通じなかったらどうすんのよ、俺。」
とにかく落ち着いて、周りには誰も居ないか確認し、再度電話を掛けることにした。
国際電話、市外局番、どこからどの数字を打てばいいのか分らず、ヴァジーニア、アレックス、パノスの電話番号を参照にしながら、試行錯誤。
アテネなんだから国際電話番号はいらないだろ。
携帯と市外局番は違うな・・・。
あ、ここから一緒だ。ここから掛ければ・・・。
“ビィィィィィィィィ・・・・ビィィィィィィィィ・・・・・”
掛かった!
“カチン”
「デェイ・・・あーだこーだあーだこーだ・・・・・・ブチッ」
えぇぇぇぇぇぇ・・・・・。
また切れた。
女性の音声で最初に「デェイ」という発音だけ聞き取れたが何を意味しているのかも分からない。
ギリシャ語の「もしもし」って返事の意味??(もしもしはパラカロー)
よくよく考えてみた。
こんな真夜中に航空会社がやってる訳が無い。
ギリシャの活動時間が麻痺しているもんだから、何でも有りだと勘違いしていた。
「そういうことか。音声で『もう今日はやってませんので、明日掛けなおして下さい』とかそういう類の事言ってたのか。そっか。明日か・・・・・・」
謎が一つ解けたと同時に大変な事に気が付いた。
「いやいや、待てよ・・・・。
今日って金曜じゃないの??
・・・・・もう夜の11時?!
出発の72時間前にリコンファーム出来なかったら、
予約取り消しなんですけど!!!」
どう考えても、日曜日に会社やってる訳が無い!
やばい!!
遊び過ぎた!!
とんでもねー事になってんぞ、俺!!!
ダンシングオールナイトで、「どっから来たの~??」とか言ってる場合じゃねーよ!!!
バッカバカバカバカバカバカバカぁああ!!
これって、日本に帰れへんって事ぉおおお?!
顔面蒼白で倒れそうになった。
・・・・・・・・・・。
「いや、待て。
諦めんな、俺。
日本や!時差で日本はまだ金曜日の夕方のはず!
日本から予約状況を確かめるんや!」
海外保険のサービスセンターに問い合わせ、そこから日本の航空会社に尋ねる!
常識は分ってないのに、こういうセコイ方法は思い付くみたい。
雑貨屋で国際電話用のテレフォンカードを買っていたので、カードの裏の番号を入力して国際電話を掛ける。
コレは丁寧に各国の言葉で解説してくれるようで、問題なく国際電話を掛ける事ができた。
というのも、公衆電話のボックス内に国際電話の掛け方が書いてあったのだ。
日本語もちゃんと表記。
係 「もしもしこちらは○○海外保険せービスセンターです。」
俺 「あ!もしもし!!」
(ほぁ~、日本語が通じるって素敵やぁ)
俺 「あの、今ギリシャから掛けてるウンタマと申しますが、質問があります。」
係 「はい、どうされました?」
俺 「空港でリコンファームをしなければならないと言われて、出発の48時間以内にリコンファームしなければ予約が取り消されてしまうんです。なんとかそこから日本のカタール航空に問い合わせて頂けませんか??」
係 「わかりました。今から電話番号等調べてみますので、少々お待ち下さい。」
(おぉ、なんて話の分かる人や。もしかして、もしかするぞ・・・!!!)
保留音楽が流れ、カード度数が切れないかを心配した。
係 「もしもし?」
俺 「はぃいん!!?」
(おぉ、早いぞ!びっくりして変な声でたぁ・・・!!!)
係 「大変残念なのですが、こちらからはお電話や斡旋等する事は出来ません。ですが、お電話番号はお教えする事が出来ます。
ただ、ただ今営業時間を過ぎていますので、もしかすると電話が通じないかも知れません。ですから、ギリギリ時差が間に合うニュージャージーの旅行会社なら通じるかも知れません。もう、今です!今掛けないと営業時間が終わってしまいます!!」
俺 「えぇ?!ニュージャージー?!・・・・・わ、わかりました!やってみます!!」
係 「申し訳ありません・・・。お力になれなくて・・・」
俺 「いやいや、そこまで考えて頂いてありがとうございます!とりあえず、今すぐにやってみます!ありがとうございました!!失礼します!」
係 「ご健闘をお祈りしてます。失礼致します。」
電話番号を聞き、すぐに電話を掛けてみた。
(サントリーニからニュージャージー?!何してんの、俺?なんかスゲー事になってね?ワールドワイドなんですけど!!)
(とにかく、頼む頼む頼む頼む頼む頼む・・・・・・)
“かちんっ”
NJ 「こちらはニュージャージーカタール航空会社です。本日の営業は終了致しました。ご用件のある方はメッセージをどうぞ。」
ちーん・・・・・。
俺、放心状態。
ダメじゃん。
やっぱ間に合わなかったじゃん。
諦めんな、俺!
過労死大国日本!頑張れ日本人!!
俺の期待に応えてくれ~!!
日本 「ありがとうございます。ただ今の時間は営業時間外となっております。発信音のあ・・・」
ぶちッ
日本のばかぁ!!
日本に八つ当たり。
打つ手はなくなった・・・・・。
もう、このチケットは無効確定だ・・・・。
でも帰れない事はない・・・・・・。
30万くらい出せばその日にチケット発行出来るかもしれない・・・・・。
30万・・・・・今回の旅費のトータルより高いぞ・・・・・。
30万で済めば良いけど・・・・・。
いっその事、もう何日かずらして安い航空チケット見つけるか・・・・・?
会社に非常事態を告げて・・・・・。
そんな事したら、もう海外旅行させて貰えないだろうな・・・・・・・。
最悪・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
ギリシャの電話どーの、こーのよりも、こんな時間になるまで遊びまくっていた自分が悪い。
ドーハでリコンファームしたかったのに、受け付けて貰えなかったし。
リコンファームなんて大っ嫌いだ。
by unntama01
| 2008-02-19 00:08
| GREECE ~旅行記~