8/28(日) 9:30帰宅 9:35就寝
先日の恐ろしいスケジュールをこなし、俺は眠りに就いた。
今日の晩はエリオットと前から会う約束をしていたのだ。
アダム宅で仲良くなったエリオットと後日ダンスをしに行き,さらに仲良くなった俺等は次に逢う約束をする為に前々からスケジュールを合わせていた。
8/29の晩に食事をし,9/2にパーティーを開く約束を交わした。
エリオットと友人Mをどうしても逢わせたかったので,Mに連絡した所,、Mの友人のレストランイベントがあるからそこに行こうと言う話になったのだが,結局人が集まらずイベントは中止。
神戸で会う事になった。
思いを寄せるTちゃんにも是非この事を報告しなければと思い,メールを送り,駄目元で誘ってみると,OKと帰ってきた!!
仕事の後にわざわざ三宮まで来るのが大変だと思っていたのだが、さすがTちゃん。ノリのよさは天下一品。
大の仲良しMと、大好きな外国人のエリオット、思いを寄せるTちゃん、俺にとってはこの上ないゲストだ。
とにかく、PM7時にTit Parkで待ち合わせる為に睡魔と闘いながら連絡だけして眠った。
その頃・・・
Tちゃんは休みだと言うのに仕事柄、朝8~17時まで働き、笑顔を振り撒いていた。
エリオットはエリオットが働く学校の先生と友達のハンナとスージーとで京都へ繰り出していた。
京都は日本で一番人気のあるスポットだ。外す訳には行かないのだろう。
MはKんとが家に泊まっているので,昨日の結婚式の沿線上で3時頃まで飲んでいた為昼頃まで寝てKんととキャッチボールなぞしてから5時ごろ新大阪にてKんとを東京に送り出していた。
様々な人の人生が同時進行している中、俺はひたすら寝た。
3時ごろ目が覚め,現在の状況を確認する為に,3人にメールを送った。
返事
Tちゃん→「いっつも変な組み合わせで楽しいね。終わったらすぐ行くから待ってやがれィ。」
Elliot→「I will tell you when I return!! tit park e ikimasu. tabemashoka!」
M→「Kんと送ってから会社行かなあかんようなったんよ。多分8時30分頃になると思うんやけどいい?」
PM 6:45
6:40頃に着いたTちゃんは待ち合わせ場所を伝えるのを忘れていた為、彷徨い中。
連絡後Tit Parkへ向った。
エリオットがTitに座っている。いつも待たせてごめんよ!!
京都の話や、俺の間違った英文を直してくれたりしているとTちゃんがやって来た。
「何が食べたい?」
俺は前々からタイ料理が食べたくて、Tちゃんとこの前、北野を巡っていた時に見つけたタイ料理屋へ行く事にした。
しかし、以前JATプログラムパーティーでその店に行った事のあるエリオットは前に来たので違う店がいいな。と言う。
確かに俺はその事を知っていたが、タイ料理屋があってエリオットが行ったことあるかも知れないけど良い?と片言の英語で言ったはずだ。エリオットは何に頷いたか分らないが俺は承知したと思っていた。もっと英語を勉強しなければならない・・・・。
だが、ありがたい事にその近辺は俺の行きたい店が溢れている。何処行っても良いのだ。
ふと目に入ったのが、以前友達がバイトをしていて、1回行った事のあるチリ料理屋だ。
そこに行ってみる?と聞いてみると2人とも良いよと言ってくれる。
Tちゃんはスパイシー系が食べたいと言っていたので丁度良かった。
そこの名前は
Gran Micaera Y Dago
この店は日本に1つしかないチリ料理屋なのです。
パパとマンマが何十年も前に建てて、震災後も立て直し,今でも元気にやっている店なのです。
今は二代目の息子さんマスターがやっており、店に入った途端に外国へ来た気分にさせてくれます。
そんな店にお邪魔する事になり,とりあえず3人でビールを乾杯する事になった。
俺は,なんとか昨日の嵐のような結婚式の話を英語で話したが,通じなかった。しかし、予めPCのメールに送っていたので辛さは知っている。
大変だったね。I’m sorry your very tiard.(凄く疲れてるよね。お気の毒に。)と言ってくれた。
Tちゃんにも携帯の電池が無くてちゃんと説明できていなかったが、また今度話す事にする。
とにかく話が弾んで弾んで,ウェイターがメニューを持ってきてくれたのに30分程はなしてしまい、ろくに選んでない。申し訳ない事をしてしまった。
Tちゃんは俺より英語を知っているが,話すとなるとやっぱり大変だ。
一つの話に日本語なら10秒で終わる会話が、何分も掛かってしまう。
でも、とにかく楽しいのだ。
例えば,アダムの話。
アダムは決して悪い奴ではないと思うのだが,変わり者だ。
この前の居酒屋事件以来、俺等はアダムの事を余り良く思っていなかったのだ。
その話をエリオットにすると・・・
「やっぱそう?!日本人はみんな優しいから立前だと思っていた!!僕らもあまり好きじゃないんだよね。」という感じの会話だったと思う。
とにかく英語が分らない。
一つの会話に出てくる聞いた事ない英語が出てくると「What meen?」と何度も聞いてしまう。
エリオットは嫌な顔一つせず、ジェスチャーで教えてくれる。
日本語もそうだ。俺等が日本語で話していると,
「ふんふん・・・」
と一生懸命聞いている。聞いた事ある日本語が出てくると「Souyane!!」と喜んで話す。
こんな事が繰り返され、結局辿り着くのは英会話教室。
エリオットが面白い英語を教えてくれた。
「うまい!!」→「That's good shit!!」
「まず~」→「taste lake shit」
俺 「え?!美味しいのに、『Shit』って言葉使うの?!へぇ~面白い!!」
Elliot 「HEEE~」
俺 「何、真似しとねん!」
エリオット 「日本人はみんな驚く時にへぇ~って言うよね?アメリカ人はOh~ってリアクションするんだ。だから日本人のHE~は面白いよね!!」
やられた!!俺は外人被れでいたいのに根っからの日本人なんだ。無意識の事はどうしようもない。意識のある時はOh!!なんつってやらなきゃ!
そんなリアクション大会になってきて,
俺 「何か面白いリアクション教えてよ。」と言うと
色々やってくれた。
中指と人差し指と親指を立てて、美味しいものに何度も指を指しながら
「That's Good Sit!!」ってやるんだよ。
俺 「Oh!! こ、こう?」
エリオット 「Yes!! Good!!一度気持ち込めてやって見せてよ!!」
飲み物を飲んで、アメリカンジェスチャーを加えながら
俺 「mmm・・・That's Good Shit!!」
エリオット手を叩いて喜ぶ!!「Hahahahahaha!!!」
Year!と言いながらハイファイブ。(ハイタッチ)
エリオット 「Tちゃんもやって見せてよ!!」
飲み物を飲んで、ちょっと控え目に
Tちゃん 「mmm・・・That's Good Shit!!」
エリオットと俺は笑いながら手を叩いて喜ぶ!!
Graet!と言いながらハイファイブ。
Tちゃん 「ねぇねぇ、なんか面白い日本語教えてあげようよ!!」
俺 「あ!いいね!面白い!!何にする?」
Tちゃん 「そうやなぁ・・・『あほちゃうか』は?!」
俺 「それいい!なあ、なあ、エリオット!!『あほちゃうか』って言って!」
エリオット 「Ahotyauka」
俺等 「あはははははは!!Good!!」
Elliot 「What?! What meen??」
俺 「Meen is 『Are you stupid?』とかでいいんよな?」
関西のニュアンスが伝わり難かったけど,喜んで連呼する。
Elliot 「Ahotyauka!!Ahotyauka!!」
若干ムカツク。
何するにも「Ahotyauka!!」
教えた罰ですね。笑いながら後悔。
次に早口言葉を教えてあげる。
「なまむぎなまごめなまたまご」
紙に書いてあげる。
「nama?name?na?a?・・・namamuginamagomenamatamago!!!」
俺 「はい、三回繰り返して。」
「namamugi namagome namatamago!!namamugi・・・」
大苦戦。
俺は外国の早口言葉を知っている。しかし、なんて言っているのか分らない。
「ピーターパイカーピーターペイパー・・・?」
確かこんな感じ。
結局教えて貰ったけど、分らず終い。エリオットが日本語苦戦してるのと同じだね。
ジェスチャーで盛り上がる中、ギターの音が鳴り響く。
この店ではダコさんがギターを弾いて歌ってくれるのだ。
面白いサービス。
どうも、スペイン語らしい。
おじいさん近いのに、とんでもない声量だ。
しかも、メチャクチャ上手い!
しばらく聞き入っている。
歌っている時の心地よい裏声に鳥肌もんだ。
弾き終えた時に、ピシッと足を閉じ、ジャン♪ジャン♪♪とする姿がなんとも可愛い。
エリオットは少し、スペイン語が出来るらしく、ダコさんと話がしたいと言い出した。
何を話しているか分らないが、なんだか楽しそうだ。
後でエリオットが通訳をしてくれた。
なんだか、ダコさんは10月に母国に帰るそうだ。そんな話をしいたらしい。
あの音楽聞けなくなるのかぁ~。
何十年もこっちに居たのに、なんでまた突然変えるんだろうとちょっと疑問に思った。
そうこうしていると,Mから連絡があり,今から来るとの事。
8:30を予定していたが、結局9時頃着いた。
Mの友達だと言う女性Tも来てくれた。
M 「Nice to meet you.」
Elliot 「Nice to meet you,too.」
やった!!逢わせる事が出来た!!
Mは留学をしていたから英語は堪能だ。
自分では全然だと言うが,エリオットの話をふんふんと軽々しく聞いている。
羨ましいぜ。俺も、いつかはエリオットとペラペラ話したいもんだ。
話もそこそこ、彼等はとにかく腹が減っていたのだ。
ひたすら食って、食って、食いまくっていた。
それを見たTちゃんは唖然。ビックリしていた。
それからもわいわい談話は続き、Mがいらん事を言った。
M 「ウンタマは俺がシアトルに行く時に大泣きをしたんだよ。」
?!!
何言ってんのこいつ?
俺 「違うわ!!あん時、相当飲んでて、戻したやろ?んでなんか申し訳なくて,そんな勢いで・・・あーだこーだ。とにかく俺は寂しくなんてないわ!!」
Elliot 「Don’t cry」
俺 「うっさいわ、ぼけ!!」
Elliot 「Don’t cry」
肩をポンポンと叩く。
俺は振り払い怒鳴り散らす。
Elliot 「Don’t cry」
悲しい顔をしながら、胸を擦る。
エリオットを軽く殴る。
Tちゃん 「もう、こりゃ一生言われ続けるだろうね」
俺・・・・泣く。
エリオットは俺の事をSensitive(敏感)だという。
怒り狂うが、その通です。ガキですよ-だ。Sit!!
楽しい会話も終盤に差し掛かった。
エリオットは俺にさっき教えたThat's good shit!をMにやって見せてと言う。
同じようにやるとエリオットはもの凄く喜んだ。良く笑う奴だ。
俺たち気が合うよな!というと、その通りだと言ってくれる。
本当に良い友人が出来た。
言葉も大事だが、やっぱり通じるものが無いと友達とは言えない。
Tちゃん 「ウンタマとエリオットは言葉通じてないのに分かり合ってるね!!」
俺は嬉しかった。
Tちゃんにも同じ事そのまま返すよ。
・・・なんて口が避けても言えない。
今日のメニューは
ビール
マルガリータ(黄色い塩のついたカクテル)
サングリア(ワインのカクテル)
キューバリバー(コーラとラムのカクテル)
ピスコサワー(ぶどう蒸留酒の地酒のソーダ割)
魚介のサラダ(セヴィッチェ)
鳥煮込み(チャルキカン)
半熟卵のアンチョビ乗せ
アツアツパンとローズマリーの自家製バターがメチャクチャ上手い!
野菜のオムレツ
です。
俺は美味しいと思ったけど、ちょっとくせのある味です。
本格的な海外で食べる味だとTちゃんは言っていた。
スペイン料理に似てるかな。
ちょっと庶民的にアレンジした食べやすい料理です。
正直、話すので精一杯だったので、料理の研究がおろそかになってしまいました。
たこのサラダは甘酸っぱくてたまねぎの酸味やセロリの風味が強い味付けです。
鳥煮込みは薄めの味で、セロリの風味が強く、豆やグリーンピースが沢山入っている。
鳥がとても柔らかく、胃に優しいスープ感覚でした。
野菜オムレツはお好みでサルサに近いチリソースをかけて食べる。極平凡な味だが、チリソースをかけ過ぎると激辛料理になってしまう。
半熟卵のアンチョビ乗せはそのままの味を想像して貰って結構だが、アンチョビは普通炒めて食べるので、生で食べるとちょっと生臭い。しかし、水菜とソースを付けて食べると臭みが和らぐ。
sex and the cityに良く出てくるマルガリータを飲んだ事がなくて、飲んでみる事にした。
グラスのふちに塩が付いてあり、ウォッカベース・・・?あれ?ラムって言ってたっけ?ちょっと忘れたけど、ちょっときつめの甘いお酒だ。(塩と一緒に飲むからかな?スイカに塩をかけると甘くなるみたいに)俺は気に入ったけどね。ただ最後には塩辛くなってしまう。
PM10:30 駅に向う
わいわい楽しみながら、次に逢う約束なんかしてみる。