グリニッジビレッジ ~ニューヨーク~
2006年 03月 31日
大雪の大都会。
右も左も分からず、満足に英語も話す事が出来ない。
さっきまで騒いでたというのに、別れた途端、チェルシーの静けさと合いなって、孤独感に苛まれた。
しんしんと降り続ける雪が一層寂しさを増し、不安も募るばかりだった。
とりあえず、チェルシーの南側に位置するグリニッジビレッジへ向う事にした。
ここは隠れたお洒落な店が点在するらしい。
sex and the city のキャリーが大好きなマグノリアカップケーキもこのエリアにある。
一人で乗るメトロ。
異様に緊張が走る。
グリニッジビレッジ以外にもまだまだ行ってない所が沢山あったので、ここはすぐに済まそうと思った。
遭難するまでは‥‥‥。
地上に出ると、またチェルシーとは違った雰囲気。
チェルシーより高級そうな煉瓦造りの住宅街が立ち並び、建物と建物の間が狭くて、静かというより落ち着いた雰囲気が印象的だった。
閑静な住宅街を宛てもなく散策する事にした。
道は相変らず積雪。
全ての歩道は除雪されているものの、人一人が通るので精一杯。
ここである事に気付いた。
アメリカと日本では車線が右と左逆なのはご存じでしょうか?
歩道もそうなのです。
日本の歩道で向こうから人が来ると左に避けるでしょう。無意識だと思うので今度確認してみて下さい。
だから、こちらが親切に左に避けるとアメリカでは大迷惑な訳です。
やたらと人とぶつかりそうになるなぁと思っていたら、そういった理由があったからなのだ。
基本的にアメリカの道は広いから、そんな事を今まで考えなかった。
それを理解してからというもの、スムーズに歩く事が出来た。慣れてくると「after you」(お先にどうぞ)なんつって右に避けてあげると『ニコッ』と笑って「Thank you」を答えが返ってくる。なんともニューヨーカー気分になった瞬間でした。
このグリニッジビレッジも同様に殆どの店が閉まっていた。
開いている店は少なかったがそれなりに楽しんだ。
CVCのドラッグストアで「何かお土産にならないかなぁ」とアメリカンなお菓子を漁ったり、ガイドブックに載っていた『TUMS』というカラフルなタブレット式の胃薬を買ってみたり。
レジで「ТСЮЬ НЩЛЧЗФЖ ροВμАιθ ηζεΟΠ~~card?~」と訳の分からない事を言われたが一瞬“カード”と聞き取れたので、また会員カードの事を言っているのだなと「I don't have」と落ち着いて返すと「OK」と返ってきた。
段々海外に慣れてきた感じ♪
マンハッタンは何処もそうなのだが、とにかく道が“ずどーん”と真っすぐなのんです。
冒険心というか、好奇心というか、方角は分かっていたので、どこまで行けるか歩いてみたくなった。
なにも、この積雪量で満足に歩けない状態なのに探険なんかしなくてもいいものだが、行きたいのだからしょうがない。
駆り立てる好奇心で一本の道を西に西に突き進んで行った。
『ここどこだ?』というより、『へ~、こんな所にも図書館があるんや~』とか『うわぁ、この風景、映画のセットみたいやなぁ』とか目に写るもの全て新鮮で不安な気持ちはいつの間にか消えていた。
住宅街の最果てを過ぎると、ハドソン川に辿り着いた。
マンハッタンを囲む水は全て海だと思っていたのに、ここは川という名前が付けられている。
川の近くには公園があり,雪の滑り台でお母さんと子供が楽しそうに遊んでいる。
なんとも微笑ましい光景なのだが,ふと気が付く。
「あれ?今何時だ?」
時間を見ると5時を回ろうとしていた。
約束の時間は6時。
かなり遠くまで来てしまった!!
ダッシュで戻りたいけど,雪の所為で走る事が出来ない!!
何度かこけそうになりながらも元の場所へと戻ろうとする!!
が、「あれ?!ココ,さっきの場所じゃない!!」
遭難した・・・。(いや、ただの迷子なんだけどね)
時間は5時半!!
やばい!!まだ駅にも着いてない!!
さっきまで,道を譲ってまでチンタラ歩いてたのに、今度は必死の形相で細い道を駆け回る!!
地図を確認して、標識を見て駅方面へダッシュする!!
・・・が、「あれ?!ココ,7番街やん!!キャナルストリートは?!」
通り過ぎていた!!
歩道は雪で走り難い!
もう、自棄(やけ)になった俺は、雪が解けきった車道に踊り出た!!
ビュンビュン走る、運転の荒いニューヨークの車の横を、しかも逆走で死ぬ気で走った!!
走った!!走った!!走った!!
“バッバー!!”と鳴らされながらも、心の中では(うるせー!!んなろー!!)と罵声を上げながら、とにかくキャナルstの駅を目指した!
ほんと、死ぬかと思った。
結局、道行く人に肩で息をしながら「キャナルSTの駅はどっち?!」とゼーゼー言いながら聞くと、「すぐそこよ。」と苦笑いを浮かべながら教えてくれた。
そりゃそうだよな。
車道から突然飛び出してきた息の荒い似非タイ人オリエンタルガイに襲いかけられたのだから。
無事、駅に着いた!
が、反対方向じゃねーか!!
メトロは微妙にややこしい。
急いで、地上に出て,ロウア-マンハッタン方向のキャナルst駅に向う!
だだだだだだだ!!!と階段を駆け下りた時、
“ふぁ~~ん”と電車が行ってしまった・・・。
もう、散々だよぉ・・・。
海外でもしもの時の為に、携帯を海外用の機種に切替えたのだが,圏外・・・。
時間は6時15分・・・・。
電話繋がんねーし。
「あ~、心配してるやろうなぁ・・・。絶対怒られる・・・。絶対心配してる・・・。」
無事電車に乗り込み、無事駅に辿り着いた・・・
と同時にまた猛ダッシュ!!
この辺は何度も来ているので問題無い。
一直線にセンチュリー21を目指し、約束のエントランスへ向った。
Mが居ない?!
え?
と思って中に入ると、
顔を真っ赤にしたMが「なにしてんの?」と怒りに声を震わせ半笑いで眉間にシワを寄せる。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・・!!!」
M「いや、最初に言ってた6時半と勘違いしてるんかと思ったわ。」
あ、そういう事にしとけばよかった。
怒られずに済んだかも。(反省の色無し)
その後、閉店の7時まで土産物を買い漁った。
結局、お土産物の殆どはココでお世話になったのだ。
ここの店員は本当にほんと~~~~~んに、態度が悪い。
おまけに、レジもとろい。
人気の店なのだが,ここにブランド品が安く置いてなかったら二度と来たくない店だ。
俺たちがちょっと閉店間際にちょっと見ようとすると、
「駄目!もう、終わりなんだから!」
ちょっと違う所で見ると、又見つけて「駄目だってば!」
ちょっとくらいいいじゃねーか、ケチ!!
商売する気ねーのかよ!
でも、お目当ての物は見つかったので、すぐに退散。
俺たちが7時10分に店を出ると同時にさっきまでレジを売っていた人も一緒に店を出る。
オメー達が早く帰りたかっただけなのかよ!!
と、怒鳴り散らしたかった。
いつの間にか雪も止んでいた。
さて、ブルックリン橋に参りますか!
悪天候で夜景が見れないと懸念されていたが,最後には晴れてくれた。
最後まで悲惨に終わらなくて済んだ。
では、2日目最後の夜をゴージャスに彩られましょうかね。
右も左も分からず、満足に英語も話す事が出来ない。
さっきまで騒いでたというのに、別れた途端、チェルシーの静けさと合いなって、孤独感に苛まれた。
しんしんと降り続ける雪が一層寂しさを増し、不安も募るばかりだった。
とりあえず、チェルシーの南側に位置するグリニッジビレッジへ向う事にした。
ここは隠れたお洒落な店が点在するらしい。
sex and the city のキャリーが大好きなマグノリアカップケーキもこのエリアにある。
一人で乗るメトロ。
異様に緊張が走る。
グリニッジビレッジ以外にもまだまだ行ってない所が沢山あったので、ここはすぐに済まそうと思った。
遭難するまでは‥‥‥。
地上に出ると、またチェルシーとは違った雰囲気。
チェルシーより高級そうな煉瓦造りの住宅街が立ち並び、建物と建物の間が狭くて、静かというより落ち着いた雰囲気が印象的だった。
閑静な住宅街を宛てもなく散策する事にした。
道は相変らず積雪。
全ての歩道は除雪されているものの、人一人が通るので精一杯。
ここである事に気付いた。
アメリカと日本では車線が右と左逆なのはご存じでしょうか?
歩道もそうなのです。
日本の歩道で向こうから人が来ると左に避けるでしょう。無意識だと思うので今度確認してみて下さい。
だから、こちらが親切に左に避けるとアメリカでは大迷惑な訳です。
やたらと人とぶつかりそうになるなぁと思っていたら、そういった理由があったからなのだ。
基本的にアメリカの道は広いから、そんな事を今まで考えなかった。
それを理解してからというもの、スムーズに歩く事が出来た。慣れてくると「after you」(お先にどうぞ)なんつって右に避けてあげると『ニコッ』と笑って「Thank you」を答えが返ってくる。なんともニューヨーカー気分になった瞬間でした。
このグリニッジビレッジも同様に殆どの店が閉まっていた。
開いている店は少なかったがそれなりに楽しんだ。
CVCのドラッグストアで「何かお土産にならないかなぁ」とアメリカンなお菓子を漁ったり、ガイドブックに載っていた『TUMS』というカラフルなタブレット式の胃薬を買ってみたり。
レジで「ТСЮЬ НЩЛЧЗФЖ ροВμАιθ ηζεΟΠ~~card?~」と訳の分からない事を言われたが一瞬“カード”と聞き取れたので、また会員カードの事を言っているのだなと「I don't have」と落ち着いて返すと「OK」と返ってきた。
段々海外に慣れてきた感じ♪
マンハッタンは何処もそうなのだが、とにかく道が“ずどーん”と真っすぐなのんです。
冒険心というか、好奇心というか、方角は分かっていたので、どこまで行けるか歩いてみたくなった。
なにも、この積雪量で満足に歩けない状態なのに探険なんかしなくてもいいものだが、行きたいのだからしょうがない。
駆り立てる好奇心で一本の道を西に西に突き進んで行った。
『ここどこだ?』というより、『へ~、こんな所にも図書館があるんや~』とか『うわぁ、この風景、映画のセットみたいやなぁ』とか目に写るもの全て新鮮で不安な気持ちはいつの間にか消えていた。
住宅街の最果てを過ぎると、ハドソン川に辿り着いた。
マンハッタンを囲む水は全て海だと思っていたのに、ここは川という名前が付けられている。
川の近くには公園があり,雪の滑り台でお母さんと子供が楽しそうに遊んでいる。
なんとも微笑ましい光景なのだが,ふと気が付く。
「あれ?今何時だ?」
時間を見ると5時を回ろうとしていた。
約束の時間は6時。
かなり遠くまで来てしまった!!
ダッシュで戻りたいけど,雪の所為で走る事が出来ない!!
何度かこけそうになりながらも元の場所へと戻ろうとする!!
が、「あれ?!ココ,さっきの場所じゃない!!」
遭難した・・・。(いや、ただの迷子なんだけどね)
時間は5時半!!
やばい!!まだ駅にも着いてない!!
さっきまで,道を譲ってまでチンタラ歩いてたのに、今度は必死の形相で細い道を駆け回る!!
地図を確認して、標識を見て駅方面へダッシュする!!
・・・が、「あれ?!ココ,7番街やん!!キャナルストリートは?!」
通り過ぎていた!!
歩道は雪で走り難い!
もう、自棄(やけ)になった俺は、雪が解けきった車道に踊り出た!!
ビュンビュン走る、運転の荒いニューヨークの車の横を、しかも逆走で死ぬ気で走った!!
走った!!走った!!走った!!
“バッバー!!”と鳴らされながらも、心の中では(うるせー!!んなろー!!)と罵声を上げながら、とにかくキャナルstの駅を目指した!
ほんと、死ぬかと思った。
結局、道行く人に肩で息をしながら「キャナルSTの駅はどっち?!」とゼーゼー言いながら聞くと、「すぐそこよ。」と苦笑いを浮かべながら教えてくれた。
そりゃそうだよな。
車道から突然飛び出してきた息の荒い似非タイ人オリエンタルガイに襲いかけられたのだから。
無事、駅に着いた!
が、反対方向じゃねーか!!
メトロは微妙にややこしい。
急いで、地上に出て,ロウア-マンハッタン方向のキャナルst駅に向う!
だだだだだだだ!!!と階段を駆け下りた時、
“ふぁ~~ん”と電車が行ってしまった・・・。
もう、散々だよぉ・・・。
海外でもしもの時の為に、携帯を海外用の機種に切替えたのだが,圏外・・・。
時間は6時15分・・・・。
電話繋がんねーし。
「あ~、心配してるやろうなぁ・・・。絶対怒られる・・・。絶対心配してる・・・。」
無事電車に乗り込み、無事駅に辿り着いた・・・
と同時にまた猛ダッシュ!!
この辺は何度も来ているので問題無い。
一直線にセンチュリー21を目指し、約束のエントランスへ向った。
Mが居ない?!
え?
と思って中に入ると、
顔を真っ赤にしたMが「なにしてんの?」と怒りに声を震わせ半笑いで眉間にシワを寄せる。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・・!!!」
M「いや、最初に言ってた6時半と勘違いしてるんかと思ったわ。」
あ、そういう事にしとけばよかった。
怒られずに済んだかも。(反省の色無し)
その後、閉店の7時まで土産物を買い漁った。
結局、お土産物の殆どはココでお世話になったのだ。
ここの店員は本当にほんと~~~~~んに、態度が悪い。
おまけに、レジもとろい。
人気の店なのだが,ここにブランド品が安く置いてなかったら二度と来たくない店だ。
俺たちがちょっと閉店間際にちょっと見ようとすると、
「駄目!もう、終わりなんだから!」
ちょっと違う所で見ると、又見つけて「駄目だってば!」
ちょっとくらいいいじゃねーか、ケチ!!
商売する気ねーのかよ!
でも、お目当ての物は見つかったので、すぐに退散。
俺たちが7時10分に店を出ると同時にさっきまでレジを売っていた人も一緒に店を出る。
オメー達が早く帰りたかっただけなのかよ!!
と、怒鳴り散らしたかった。
いつの間にか雪も止んでいた。
さて、ブルックリン橋に参りますか!
悪天候で夜景が見れないと懸念されていたが,最後には晴れてくれた。
最後まで悲惨に終わらなくて済んだ。
では、2日目最後の夜をゴージャスに彩られましょうかね。
by unntama01
| 2006-03-31 04:24
| NY ~旅行記~