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やりたいようにやる。そう自己満足。日々変わっていく考え方がやけに面白い。


by unntama01
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初めましてがI LOVE YOU SO

先日の事。

エリオットのパパンとママンが来日してるっつー事で日本のスタイルで居酒屋へ行くことになった。

この日は生憎、愛猫うんたまを急遽病院へ連れて行かなければならなかったので、途中参加。

うんたまもいつの間にかケロッとして、家に着くなり『ごはーん!!』って叫ぶので、とりあえず一安心。

頭を切り替え英語モード。

彼等に逢うと必ず

『今日は何してたの?』とか
『最近面白い事あった?』とか、YesやNoで答えられない質問をしてくる。
まぁ、そりゃ日本人もそうだけどよ。

未だに英語を思うように話す事が出来ないので、いつもパーティーになると緊張してしまう。

でもなんとか、耳は慣れてきた。
誰かと誰かが話していると、なんとなく分かるくらいなもんだけど。

俺の知ってる数少ない英単語をパズルのように並び換え、どのように答えるか考えながら店に向かった。

店に着くなり彼等がいる個室の扉を開くと・・・・・。

『Oh!!Untama!Come in!Come in!!』
『Is your cat all right?』
「yeah,yeah!Maybe no problem.Thank you!」
「ahm,I'm glad to meet you!!」

久しぶりの英語。
かなり動揺。

汚い苦笑いと共に何故か誕生日席に誘導される。

今回の面々はエリオットのパパンとママンに紹介したい人が揃って、スージー、ニッキー、ドゥエイン、タカのいつものメンバーに加え、エリオットの学校の先生二名とNew Jet'sのアリーとその彼氏ロウの9名が揃った。

入るなりキョドりながら、一人一人にウィンクで挨拶。

エリオットダディとマミーはにっこり笑って歓迎してくれた。
っていうか、メチャクチャ優しい笑顔で本当にとろけそうになった。

席が一番遠くて、すぐにでも話に行きたかったが、とりあえずは初めての方々と話す事にした。

俺の右側に学校の先生、左側にロウ。

みんな結構酒も入って良い具合に話している。
言葉が殆ど分からない上に、入りにくい。

とりあえず、目の前にある料理にがっつく。
先生方は気を使って、話し掛けてくれた。

「あなたがうんたまさんね。名前は良く聞きます。」
「え?!エリオットは僕の話とかするんですか?」

「ええ、授業なんかで名前を良く使わせて貰ってるんですよ!」

「そうなんですか?!じゃあ、学校じゃあちょっとした有名人ですね。」

「ふふふ。そうね。あなたの事、凄い良い友達だって言ってるのよっ。でも何処で知り合ったの?」

「話せば長くなるんですが・・・。」

会社の同僚ボウちゃんとJet’sが仲良くなって、初めましてパーティーをした時に俺も呼んで貰ったって訳。
前々から海外に興味があって、色んな国を旅してるし、英語も喋れるようになりたいって事を同僚知っていたのだ。
その最初のキッカケでエリオットと仲良くなり、そこから輪が広がったって訳。
興味がある分俺からのアクションが多くて、今では一番仲良くさせて貰ってるんだ。

初対面の方々ばかりで話しにくい雰囲気ではあったが、アリーの彼氏ロウが話し掛けてきてくれた。

アリーは26歳。ロウは・・・多分35歳くらい。
アリーに会いに昨日日本に来たばかりだとか。
だからJet’sでは無いみたい。

お互いに新鮮な話をした。

出身だとか、何が好きだとか、日本はどうだとか。
彼らの出身はユタ州ソルトレイク。
この休暇を名古屋や、東京で過ごすんだって。

なかなか会話が上手く出来ない俺は、聞きたい事を聞けずにかなりテンパってしまった。
言ってる事は分かるんだけど・・・。
それでもロウは「Your English is great!!」
んな訳ねーよ。と思いながら「No way!」を連発。

ロウはゆっくり話してくれてとても親切にしてくれた。
アメリカ人の男性は、がっしり構えて穏やかさがあるから羨ましい。
俺みたいにsensitiveはダメダメ・・・。

いつもエリオットや、ニッキーは俺に分かりやすい英語や仕草で話してくれるので、理解できるんだけど、俺の事を知らない人が英語で話してくると全然ダメ。
同じ英語でも全然理解できない時もあるくらいにな。

そろそろと思い、席を移動。
パパンとママンに挨拶をしに行った。

「初めまして、ウンタマと申します!」
「話は良く聞いてるわ。」とママン。
「キミがウンタマ君だね。逢えて嬉しいよ!」とパパン。

ママンは正にマダムという身なりで、優しい顔立ちだけど、厳しそうな雰囲気を醸し出していた。
一方パパンは、リチャードギアみたいなダンディズム。メチャメチャ出来るオーラが溢れ出て、溺れそうになった。

2人の寛大さに一気に好きになってしまった。
そりゃ、エリオットみたいな出来る子が育つわなって思ったね。

俺はパパンに逢っても無いのにとても感謝していた。

ニューヨークへ行く時、エリオットが
「うちのダディが住んでたマンションがチェルシーにまだ有るから、そこに泊まれば良いよ!」
って言ってくれたのだ。
パパンは4,5年ほどニューヨークで仕事をしていて、軽く住んでいたという恐ろしく出来る商社マン。
そしてパパンに相談した所、
「泊まらせてあげたいんだけど、丁度今不動産に預けてる状態で、毎日お客さんがマンションに見学に来てるんだ。もう少し早ければ泊まらせてあげたんだけど、本当にゴメンね。」
と残念な結果に。
でも、親戚でもない見ず知らずの息子の友人に、使ってもいいという気持ちだけで十分だった。
その話を聞いた時、本当に息子の事を信頼してるんだなって温かさを感じた。
しかも、お薦めのマグノリアカップケーキを教えてくれたのもパパンだし。

「ニューヨークの事で、気を使ってくれてとても感謝してます!」
「いや、あの時はすまない事をしたね。マグノリアはどうだった?」
「え・・・・、あの・・・本当の事言うと、あれ、すっごく甘かったです!!ビックリしました!」
「ははははは、やっぱりそうか!僕は大好きなんだけどね。」
「もう、僕は食べたくないですね・・・。でもお薦め教えてくれてありがとうございます!」
「うんうん。そうか。そうか。」

パパンは本当に優しい人だ。

そしてママンにも頑張って話し掛けた。
「日本は初めてなんですよね?どうですか??」
「いいと思うわ。・・・でもね、みんな笑顔が無いのよ。だからちょっと恐いわね。」
「あぁ、確かに。そうですよね。」
「でも、ココに居る皆さんは明るくて本当に楽しいわ!あなたもね。」
「え?!いやいや、とんでもない。僕は英語が話せないから、ちょっとシリアスなんです。でも笑顔は出来ますよ!」
「ふふふ、面白い子ね。あなたはとても親切だわ。」
「いえいえ。」

ママンも落ち着いた雰囲気で、言いたい事をはっきり言う方なんだと思った。

一つの会話にとても時間が掛かってしまうのに、それでも分かるまで聞いてくれる所がまた嬉しい。

最後はエリオットや、先生方の唄、日本の歌や、洋楽の有名な曲を歌ったりなんかして、お開き。

あっという間で、もっと色々話せなかった事が残念で仕方ない。

最後にパパンとママンにハグをした。
「Nice to meet you!!」

エリオットと、
「ウンタマはいつ休みなの?!」
「来週水曜日かなぁ?」
「その日京都に行くかもしれない!!ダディとマムともっと喋るべきだよ!」
「え?!でも邪魔にならないか??」

パパンが
「何をいっているんだ。キミが着てくれるなら僕は嬉しいよ!」
「お~・・・ダディ・・・。ありがとう・・・。」

多分、来週会うことを約束して、その日は別れた。

少し時間があったので、ニッキーがバーに誘ってくれた。
「ポロドッグ」
アリーもロウも着てくれて、最後はアメリカンファッキンタブーを連発しながら楽しい夜を過ごした。

試験も終えた事だし、またたくさんパーティに呼ばれるだろうな!
楽しみだなぁ。
by unntama01 | 2006-10-15 18:53 | 日記