家族①
2008年 06月 15日
各家庭に色んな問題を抱えていると思う。
血の繋がりがあるからこそ、何倍にも愛情があって何倍にも憎悪があって。
円満な家庭というのは表面上であって、
実は内面的に千切れそうな糸を一生懸命掴んでいる状態だと思います。
それでもお互いが良くしていこう、歩み寄っていこうという気持ちがあるから
その糸が2本にも3本にもなっていつの間にか堅い縄へとなっていく。
小さい時はそんな事一切考えなかった。
目の前にあるものが当たり前で、なくなるなんて考えられなかった。
大きくなるにつれて、自我が大きくなり自分のしたい事ばかり目がいくようになる。
今まで当たり前のように自分の力で生きてきたと錯覚して。
自分一人では「家庭」という意味に気が付かない。
分かっているようで分かっていない。
自分が「家庭」を持った時に初めて分かるものだ。
しかし誰もが「家族」の一員である事は自覚しなければならないと思う。
「家族」がいるから「家庭」が成り立つ。
今までは自分一人だけの為に生きてきたかもしれない。
「家庭」が当たり前だったから。
しかし、そろそろ「家族」についても考えなければならないのではないか?
『当たり前』を『当たり前』と捕らえず、違う物だと意識する。
それには努力や思いやりや、優しさや厳しさや様々な思いの結晶が
今目の前にある。
その事に気が付いた時、見える景色は一段と違う。
自分が如何に自分だけの事しか考えなかったか、思い知る。
今までは存在だけが「家族」だったかもしれない。
でもこれからは「家族」でいる為には、全て受身で居てはいけないのではないでしょうか?
by unntama01
| 2008-06-15 19:32
| 日記